郝(カク)・台北市長、香港でデフリンピック宣伝へ
聴覚障害者のオリンピックであるデフリンピックの、第21回夏季大会が、9月5日に台北で開幕する。開催地となる台北の郝龍斌・市長は27日、宣伝のため香港を訪れ、香港のドナルド・ツァン行政長官と会談する。会談では、両都市のスポーツや観光分野での交流・協力の強化について話し合うほか、ドナルド・ツァン行政長官を開幕式に招待する。その他、現地では、香港の俳優、アーロン・クオック氏をデフリンピックのイメージキャラクターに正式に任命し、またデフリンピックに参加する香港選手らの練習風景見学なども行われる。郝龍斌・市長は、香港滞在中に多くの国際メディアの取材に応じ、デフリンピックおよび来年2010年に同じく台北で開催される国際園芸博覧会・通称花博などをアピールしたい意向。なお台湾では来月7月16日から、南部の都市高雄で、非オリンピック種目の世界大会・ワールドゲームズも開催される。(台湾報道網)
中央銀行総裁、GDPは2年後に08年のレベルに
中央銀行は25日、今年第二四半期の理事監事会議を開催、3月に続いて金利の調整は見合わせた。3月まで中央銀行では七度の利下げをしてきたが、ここ二度の会議では現行水準を維持して今後の景気動向を見守ることに。現在の公定歩合は1.25%。中央銀行の彭淮南・総裁は、台湾の金融市場は安定しており、経済も徐々に回復しているが、中華民国台湾のGDP(国内総生産)は70%を輸出に頼っているため海外の市場開拓が必要だとコメントした。彭・総裁は、「今年経済成長しているのは中国大陸とインド、インドネシアで、いずれも人口が多く内需が大きい」と説明、小さい台湾は内需で景気を刺激できず、海外市場の開拓が不可欠との見方を示した。彭淮南・総裁はまた、リサーチ機関はアメリカのGDPが2008年のレベルに戻るのは2010年と予測していると指摘、台湾経済はアメリカとの連動性が強いので、台湾のGDP成長率が2008年(5.7%)に戻るのは2011年になると予想した。金融緩和政策の維持を意味するかとの質問に対し、彭・総裁は、「通貨政策はあくまで物価と経済活動を考慮して進める」と述べるにとどまった。(台湾報道網)
馬英九・総統、国民党主席選挙に立候補届出
馬英九・総統は25日正午、現任の呉伯雄・主席と呉敦義・副主席、および主席選挙対策本部長の曾永権・副主席らと共に、国民党本部で、次期主席選挙の立候補を届出。届出受付は25日・26日の両日だが、馬英九・総統以外に届出書類を受け取っている党員はおらず、立候補者は馬英九・総統一人となる。馬英九・総統は届出終了後に声明を発表、「新しい歴史の責任を引き受け、国民党をよりいっそうクリーンで民主的かつ効率的な政党へと導く」と強い決意を示した。馬英九・総統はまた、「国民党にはまだ改革しなければならない点がある」と指摘、各種の改革を徹底させるためにはまず、党の団結が不可欠であるとの認識を示した。総統が、立法院で4分の3以上の議席を有する与党の党首を兼務する事について、権力の拡大を心配する声があるが、馬英九・総統はこれについて、「国民党は今や民主的な政党となっており、自分が党主席選挙に出馬するのは、決して権力拡大のためではなく、党を改革し、また政府と与党の方向性を一致させ行政効率を高めるためだ」と説明、権威主義体制を敷いた過去の国民党に戻ることはあり得ないと強調した。国民党次期主席選挙は7月26日に党員投票が行われ、9月12日に新主席就任となる。(台湾報道網)
馬英九・総統、国軍の軍記粛清を強く要求
馬英九・総統は25日、中華民国国軍の今年度下半期階級授与式典に出席。「中国大陸との関係改善は進んでおり、国際社会もこれを支持しているが、中国大陸が未だ、1000基を超えるミサイルを保有し、台湾海峡の安全を脅かしているのもまた事実」と指摘、台湾は、強固な精鋭部隊を確立し、国家を護らねばならない、と強調した。国防部では4月、国軍内の一部で、階級を売り買いするという汚職行為が行われていた事が発覚、前参謀総長にも疑いがかかるなど、軍記の乱れが深刻な問題となっている。馬英九・総統はこの問題を念頭に、「軍服の上に刻まれ階級章は、国家と人民を代表する誇り高きもので、不法に手に入れたり、濫用したりする事は決して許されない。さもなければ、階級章の栄誉は地に落ちる事になる」と、異例とも言える厳しい表現で、軍記粛正の徹底を要求した。
IAISが台北で初開催
世界約130カ国・地域の保険監督当局が参加する、国際的な保険監督者組織・IAISは24日、定期会合を初めて台湾で開催、年末にブラジルで開かれる年次総会に向けた調整を行った。同会合には、中国大陸の保険監督会主席・呉定富氏も参加、この機会を通じ、両岸間で検討されている金融覚書の保険に関する項目について、行政院金融監督管理委員会と話し合いを行うのではないかと注目されている。これに対し金融監督管理委員会では、「両岸間での金融覚書については、保険だけではなく、銀行や証券業務など、様々な部門が関係する。詳細は各担当部門を通じて交渉している最中であり、私たちが顔を合わせたからと言ってすぐに決着する問題ではない」と慎重な姿勢を見せている。(台湾報道網)
行政院、「08憲章」劉暁波の逮捕にコメント
中華民国行政院は25日、中国大陸の民主活動家が北京当局に逮捕された件についてコメントを発表。中国大陸の著名な民主活動家で作家の劉暁波氏は、昨年暮れ、300人ほどの知識人らと連名で、一党独裁の廃止や三権分立などを求めた「08憲章」を発表し、その直後、北京当局に身柄を拘束された。北京当局は今月24日、「国家転覆を扇動した」として劉暁波氏の逮捕に踏み切り、国際社会が強い関心を寄せている。中華民国行政院のスポークスマンである新聞局の蘇俊賓・局長は25日、「私たちは人権を傷つけたり阻害したりする行為を見過ごす事はできない。国際社会は、この件に関心を払っている」と述べ、台湾としても北京当局の対応を注視していく姿勢を示した。劉暁波氏と共に「08憲章」を起草したうちの一人で、中国大陸出身の弁護士・張思之氏は25日、台湾国際放送の運営母体・中央放送局の単独インタビューに応じ、「彼は『国家転覆扇動罪』で逮捕されたと言うが、我々は逮捕に足る充分な証拠を見たことがなく、証拠があった上での逮捕なのか、知る由もない」と話し、逮捕する以上は確実な証拠を示すべきだと強調しました。また、台湾民間司法改革基金会の林峯正・執行長は、「台湾でも、民主化以前は同様の事件が起こっていた。台湾の今の発展振りを見れば、中国大陸の指導者は、未来のために何をすべきかが分かるだろう」と、中国大陸の民主化を強く促した。中共の中華人民共和国は、今年10月1日で60周年を迎える。そのため、民主化要求など、体制への反対に繋がる動きの押さえ込みが例年以上に厳しくなっており、天安門事件20周年となった今月6月を前後して、すでに多くの民主活動家などが拘束されている。1989年6月4日に北京で起こった天安門事件とは、民主化を求めた当時の学生たちの運動が、北京当局により武力鎮圧された事件。【用語説明08憲章】2008年12月9日、中国共産党の一党独裁を糾弾し、民主と自由、そして人権尊重等を求める「08憲章」がネットに出現。 本来なら世界人権宣言が可決された1948年12月10日に合わせて、12月10日に公開されるはずだったが、起草者の主たるメンバーの存在が事前に発覚して当局に逮捕される危険が迫っているとの内部情報を受けて、急遽前日に公開されたとのこと(正式公布日は12月10日となっている)。 そして、彼らの危惧は現実となった。 発起人と目される劉暁波は逮捕され、釈放を求める署名活動はいま、世界中の華僑華人のネット空間を満たしている。公開時には実名入りのネット署名者の数が303人であったものが、12月14日時点では1231人に増えた。逮捕されることを覚悟しても抗議の声をあげる人が増えているのだろう。署名者の中には著名な学者や作家、人権派弁護士や新聞記者など、知識人が多い。(台湾報道網)
欧鴻錬・外交部長が王貞治氏に「台日少年野球キャンプ」構想を語る
6月20日より台湾を訪問中の王貞治・元ソフトバンク・ホークス監督(現ソフトバンク球団会長)は、同24日、外交部で欧鴻錬・外交部長(外相)を表敬訪問した。欧・外交部長は、「私は王氏のファンであり、王氏はかつて2度、中華民国の無任所大使に就任され、外交に大きな貢献をされている。今年は日本との『特別パートナー関係促進年』であり、双方の関係がますます密接になっていくものと確信しているが、王氏の日本における声望と影響力で、引き続き台日関係の発展に協力していただきたいとも願っている」と述べた。欧・外交部長はさらに「馬英九総統は、文化外交およびソフトパワーの推進を強調している。野球は台湾パワーの1つであり、私はどのような方法により、野球を通してスポーツ外交を展開できるかを考えており、また同時に『少年野球キャンプ』の構想も提言したい。これについては日本政府側と協議し、もし日本側も少年キャンプが可能になれば、台湾の青少年も参加し、それにより台湾の少年野球のレベルアップにプラスとなるであろう」との考えを示した。 王貞治氏は「私の人生は野球がわかるだけだが、野球により台日関係の発展促進ができるのであれば、責任をもって力を尽くしていきたい。また、台湾の関係者による野球に対する熱い思いが感じられ、もし台湾で国際試合が開催されたならば、台湾およびアジア地域における野球のレベルアップにもプラスとなると同時に、台湾が野球に対する誇りも取り戻せるものとも確信している」と強調した。 王氏は、欧・外交部長が提言した台日が共同開催する「少年野球キャンプ」構想について、「これはすばらしい考えであり、日本に戻った後、関連組織にこの構想を伝える。また、台日両国間の野球関連システムを通して、この構想がより深く協議され、実現されることも願っている」と述べた。(台湾報道網)
台湾と日本のトップ級プロ棋士16人による囲碁棋士戦が台北で開催
台湾の海峰棋院主催による「第二屆中日精英職業圍棋賽(第2回 中華民国・日本 精鋭プロ囲碁棋士戦)」が、6月19日~21日の3日間、台北で開催され、19日に開幕式が執り行われ、海峰棋院の林文伯・董事長、林海峰・名誉天元、台湾棋院の翁明顕・董事長のほか、両国の対戦棋士たちも出席した。 開幕式で林・董事長(理事長)は「前回、台湾の選手は勝利できなかったが、今回の交流の機会を通して、台湾の選手の実力が向上すると共に、欠点が改善され、囲碁活動を盛り立てていってほしい」とあいさつした。 また、林・名誉天元は「今回参加する精鋭な各選手の多くは台湾と日本の囲碁界におけるトップ級の棋士であり、これを機に両国選手の実力を増進させていってほしい。これは私と林・董事長が試合を行う上での共通の願いである」と述べた。 今回の試合には、周俊勲・九段、林至涵・八段、陳詩淵・八段、蕭正浩・六段といった台湾囲碁界の4天王も参加したほか、日本在住の4名の台湾出身の棋士、黄翊祖・七段、張豊猷・七段、林子淵・七段、林漢傑・六段も帰国し参加した。さらには、今年14歳で現在日本在住の台湾出身の棋士、余正麟・二段も、今回の出場者中、最年少で参加した。 また、日本棋院からは河野臨・九段、中国大陸出身の蘇耀国・八段、井山裕太・八段、安斎伸彰・六段といった4名の実力あるスターが参加した。試合は20日に16強と8強が競われ、21日に準決勝と決勝が行われた。 決勝では、林・名誉天元が観戦する中で、台湾の棋士、陳詩淵・八段と日本人棋士、河野臨・九段により行われ、河野・九段が優勝した。 河野・九段は「今回の内容は試合の最後まで複雑で、自分でも勝つとは思わなかった。これまで陳・八段と何回か碁を打ってきたが、一度も勝ったことがなく、今回初めての勝利で嬉しい」と感想を語った。また、決勝戦の対局内容について、林海峰・名誉天元は「2人ともすばらしい内容だった」と感想を述べた。(台湾報道網)