中国大陸籍配偶者の居住規制が緩和に
立法院では今年6月13日、台湾海峡両岸人民関係条例を改正。この改正では、中国大陸籍の配偶者が台湾に住み、中華民国の身分証を持てるまでにかかる時間を従来の8年から6年に短縮した。行政院の劉兆玄・院長は12日、この法改正にともなう関連の措置を承認。関連措置とは中国大陸住民の台湾における就業許可規定の廃止などで、今後、中国大陸籍の配偶者は台湾に入境する際の面接にパスさえすれば、「依親居留」(台湾の配偶者と同居するための居留)の段階に入り、ただちに就業可能となる。これまでは、「依親」の前に「団聚」(一家団欒のための滞在)という期間があり、この期間は就業が認められなかった。新たな規定は14日に施行され、中国大陸籍の配偶者は、「依親」居留の申請、長期居留の申請、そして定住申請が可能になる。
今年度世界のデジカメ(DSC)市場規模を1.17億米ドル
台湾資訊工業策進会(MIC)は、2009年度の全世界デジタルカメラ(DSC)市場予測を前年比5%減の1.17億米ドルと発表した。今年の上半期、台湾企業のデジタルカメラ (DSC)出荷量は販売ルートでの在庫調整もあり、前年同期比約27%減の1,540万台にとどまった。下半期は在庫調整、日本大手メーカーからの委託生産量増加もあり、台湾企業による DSC 出荷量は3,195万台と前期比2倍増の成長と予想される。このとにより、、台湾メーカーから供給のデジタルカメラ(DSC) 出荷量は全世界出荷量の約40%に達していることが、わかった。出荷ピーク は第3四半期にとなる見通しである。
台湾電子大手メーカー7月の業績、コンパル社、ASUSTeK社は好調
EMS(受託製造サービス)鴻海精密グループ企業の世界最大手であるフォックスコン(Foxconn)は8月10日、7月の業績を発表した。同月の売上高は6月と同額水準の1281億台湾ドルとなった。台湾5大電子メーカーの業績は6月それぞれ大幅上昇したが、7月の業績ではコンパル(Compal=仁寶電脳)、ASUSTeKが上昇はしたが、クアンタ(Quanta=広達電脳)とエイサーは小幅な減少であった。
Foxconn社、中国・山東省に5億ドル投資してLED生産拠点、更に、10億米ドルの投資で、「ハイテク電子パーク設立計画」
EMS(受託製造サービス)世界最大手の鴻海精密グループ企業の富士康(Foxconn)は7月、中国山東省済南市にLED(発光ダイオード)5億米ドルを投資し、LED製品の工場を設立する。同工場ではLED照明、大型LEDモニターの生産、LEDパッケージング業務など。開設場所は同市東部の高新技術(ハイテク)開発区の予定。また、鴻海精密グループは、中国山東省煙台市に10億米ドルを投資し、3年以内にハイテク電子パークを設立計画がある。
<台風8号被害特集>
特殊ヘリ、仮設住宅、消毒液などで海外に支援要請
台風8号の被害で台湾南部の山間部では道路や橋梁が著しく損壊、山の中の村や集落は外部との交通や通信が断たれている。中央災害対応センターは13日、海外に向けて、32トンの重機(トラックやブルドーザー)を吊り上げることの可能な特殊ヘリコプター、仮設住宅1000棟以上、300~500ccの消毒液10万本、消毒殺菌用次亜塩素酸カルシウム錠剤20万個、手動消毒器1000台、自動消毒器500台などの提供を呼びかけた。同センターが13日夜に発表した統計では、これまでに116人が死亡、59人が行方不明となっている。正午の時点では南投県、嘉義県、高雄県、屏東県、台東県の被災地で2877人が救助を待っていた。内政部消防署の黄季敏・署長は、「(機材などの)援助は早ければ早いほどいい」として、国際社会の支援に期待。13日は天候が好転したため、国軍などの救助ヘリコプターは372回出動して交通の断たれた被災地から被災者を運び出した。一部のメディアが、政府はアメリカをはじめとする外国のレスキュー隊や機材の支援の申し出を断っていると報じたことに対し、馬英九・総統は13日、南部の被災地を視察した際、海外の援助を拒んでいる事実はないと強調した。
台風被害、死者116人・行方不明59人に
中央災害対応センターが13日夜に発表したところによると、午後10時の時点で、台風8号による死者は116人、行方不明は59人、けが人は45人。高雄県での犠牲者が66人と最も多い。次いで台南県24人、屏東県15人、嘉義県5人、南投県4人、彰化県1人、雲林県1人。台湾全域で断水中なのは38万3544世帯、停電は2万796世帯、電話不通が2万6800世帯、修理が必要な携帯電話基地局が250箇所。
道路は省道55箇所、県道35箇所などが不通。
嘉義県東石郷では今も80センチの浸水。水上郷では50センチ、布袋鎮では40センチ。台南県仁徳郷では40センチ、七股郷で60センチ、学甲郷は100センチ、麻豆郷は200センチ。屏東佳県冬郷は120センチ、林辺郷と東港郷で30センチの浸水となっている。
高雄県長:小林村での犠牲者は300人の恐れも
台風8号の被害で最も多くの死者が出ている(13日夜の時点で66人)高雄県の楊秋興・県長は13日午後、土石流で埋まったとされる甲仙郷小林村には1600人が籍を置いていると指摘、ここ数日間で救出された人と生存が確認された人はそれに遠く及ばないとして、最悪の場合は300人前後が犠牲になった可能性があると述べた。小林村で救助に当たっている消防当局の救助隊員は、1999年9月の台湾大地震では瓦礫の間に生存者がいるケースがあったが、土石流に呑まれた人は助けようがないとして、「台湾大地震のときよりも悲惨で、被害が最もひどい場所だ」と話した。
鉄道、道路、橋梁の復旧には221億元必要
台風8号とそれに続く集中豪雨で、台湾南部の交通が鉄道、道路、橋梁で寸断されている。交通部は13日、通行を確保するための工事に台湾元20億元(日本円約58億円)が必要で、完全な復旧には少なくとも221億元(日本円約640億円)が必要と試算した。完全な復旧には二、三年はかかるという。交通部によると、現在まだ8地区が交通が断たれて「陸の孤島」と化している。交通部では、おそくとも8月31日までにはこれら地区への通行を可能にする方針。台湾鉄道の南回り鉄道は線路が損壊しており、復旧には3ヶ月から半年かかるとも伝えられている。
農業損害が100億元超、正常な供給は半年後
行政院農業委員会が13日午後にまとめた最新統計によると、台風8号による農業の被害金額は台湾元100億7197万元(日本円約290億円)に。被害金額の最も多いのは屏東県で25億元、次いで高雄県の19億元。農業委員会では、水が退けば葉野菜の生産は再開でき、三週間後には正常な供給が可能だとする一方、豚や養殖の魚は飼育に時間がかかるので元通りになるには半年かかるとしている。農作物の損害は34億元、バナナの木が倒れたのが最も深刻。また、パパイヤ、グアバ、今年二期目の稲作、筍、葉野菜や茎野菜の被害が大きい。畜産での損失は13億元。豚11万8143頭、鶏5714羽、アヒル1065羽が死んだ。
水産業の被害が最も大きく36億3337万元。養殖業の被害面積は6392ヘクタール、浅瀬の養殖場で被害を受けた面積は1231ヘクタール。屏東県、高雄県、台南県に集中。
鉄道、道路不通で、立栄航空が高雄―台東の臨時便を毎日運航
台風8号(モーラコット)によって、台東―高雄間の鉄道および道路交通が重大に破壊され、災害復旧のための人員、物資、住民がスムーズに両地を行き来できないことから、台東と高雄地区の最も基本的な運輸サービスを提供する必要性を考慮し、交通部民用航空局は、立栄航空に高雄―台東のチャーター便を運航するよう協力を求め、台東地区の緊急運輸の需要に対応する。 同チャーター便は、当面毎日1往復(13:30高雄発、14:35台東発)運航され、需要を見ながら適時増便などの対処を行い、物資、旅客を運ぶ。 <お問い合わせ>立栄航空(電話:07-791-1000)交通部民用航空局(電話:0800-211-798)
政府が義援金受け付けの銀行口座開設
台風8号は台湾南部に大きな被害をもたらした。被害の程度はここ半世紀最大で、国際社会も高い関心を寄せている。中華民国台湾のアメリカ駐在機関、台北駐米経済文化代表処には中華民国と外交関係を持つ友好国の国連駐在代表らからの見舞いのメッセージが続々と届いている。中華民国政府は海外からの関心に応え、義援金専門の銀行口座を開設、海外の組織、民間団体、一般の人たちからの寄付を受け付ける。銀行口座は以下のとおり。
兆豐國際商業銀行國外部(Mega International Commercial Bank)口座番号:007-09-087816口座名:Ministry of the Interior Donation AccountSwift Code:ICBCTWTP007。また、中華民国台湾が日本に設ける駐在機関・台北駐日経済文化代表処では12日、日本に住む華僑同胞や日本の人たちの寄付に対応するための銀行口座を開設した。口座は以下のとおり。口座名:台北駐日經濟文化代表處台湾台風八号水害義援金口(タイペイチユウニチケイザイブンカダイヒヨウシヨタイワンタイフウハチゴウスイガイギエンキングチ) 銀行名:みずほ銀行支店名:白金出張所(店番号:044)口座番号(普通口座):1520468