女性人口が減少、台湾男性結婚難深刻化進む
台湾では女性人口の減少が日増しに顕著に、台湾男性の結婚難が懸念されている。毎年3月8日は国際婦人デー。今年は国際婦人デーが定められて100年目の節目の年。「台湾婦女団体全国連合会」は国際婦人デーの前日に記者会見を開き、台湾の新生児における性別比のアンバランスを指摘。同会によると、台湾では現在、女の新生児100人に対し、男の新生児が110人に達し、男女人口のアンバランスはインドと中国大陸についで世界第三位。台湾婦女団体全国連合会は、このような女性人口の減少は台湾社会において依然として「男尊女卑」の問題が存在している事を示しているとしている。台湾婦女団体全国連合会の何碧珍・秘書長は毎年、女性が男性より10万人減少した場合、10年経てば女性が男性より100万人減少することになる。10年後、男女の人口のバランスが大きく崩れ、男性が結婚難に喘ぐことになると警鐘を鳴らしている。(台湾報道網)
陸委会:五度目「江陳会談」でECFAに調印したい
中華民国政府で対中国大陸事務を担当する行政院大陸委員会の頼幸媛・主任委員が5日、台湾海峡両岸の窓口機関の5度目のトップ会談で中国大陸との経済協定、「ECFA・海峡両岸経済合作枠組み協議」に調印できるよう期待している。中国大陸の温家宝・首相は5日に開幕した第11期全国人民代表大会第3回会議の席上で台湾とのECFA調印を新年度の目標の一つに定めた。台湾の最大野党・民進党の立法委員は中国大陸と「ECFA・海峡両岸経済合作枠組み協議」に調印する際、中国大陸側は「統一」という文言の記入を要求する可能性を指摘した。これに対して行政院の呉敦義・院長(首相に相当)は両岸間の関係の平和的な発展を受け入れられるが、ECFAに調印する際の「統一」という文字の使用に対して、辞任も辞さないとして断固反対する姿勢を示した。台湾とのECFA調印について中国大陸の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会の陳雲林・会長は今年の5月から6月にかけて調印できるだろうとして具体的な時間表を示した。これに対して、行政院大陸委員会の頼幸媛・主任委員は5日、両岸の窓口機関の五度目のトップ会談で中国大陸とのECFA調印を実現するのがわれわれの目標だ。その目標の達成を目指して双方は更に努力しなければならないと述べた。なお、馬英九・総統は5日、国民との座談会の席上、5月か6月に中国大陸とのECFA調印を実現するという目標に向けて努力すると述べた。(台湾報道網)
中国大陸金融機関の台湾進出関連法大詰め
両岸関係の改善に伴い、台湾と香港の各種交流も増加している。中華民国台湾の対中国大陸政策機関・行政院大陸委員会はこのほど、香港との新たなプラットフォームとなる「台湾-香港経済文化合作推進会」を設ける事を明らかにした。香港側が近く新たに「香港-台湾経済文化合作協力推進会」を設ける事に対応したもの。行政院大陸委員会高官はこれについて、双方の窓口設置作業は大詰めの段階を迎えており、台湾側は近いうちに理事などの選定を終え、発足に向けた最終準備に入ると伝えています。香港当局で台湾事務を担当している林瑞麟氏は、同機関設立後、香港当局の財政局長が台湾を訪問する予定だと述べており、台湾側も、設立後は同機関を通して各種の交流活動を活発化させる予定。台湾-香港経済文化合作推進会では、董事長(会長)には経済部次長を招き、また推進会の下部組織として、貿易経済方面の人員を中心とする「経済合作委員会」を設置、香港側が別途設立する、ビジネスマンを中心とした組織「香港-台湾貿易合作委員会」のカウンターパートとする模様。(台湾報道網)
馬・総統:女性差別撤廃条約を国内法化
馬英九・総統は6日、3月8日の国際女性デー100周年を記念する活動に出席。中華民国台湾は国連の加盟国ではないが、多国間条約である「女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約」の精神を遵守しなければならない、と強調。今後同条約を国内法とし、全ての政府機関を通じ、男女平等を徹底していくと述べた。馬英九・総統は例として、男性の勇ましさを歌った中華民国国軍の軍歌も歌詞を変更すべきだと指摘した。(台湾報道網)
妊婦の「妊娠休暇」制度導入へ
行政院労働者委員会の王如玄・主任委員は6日午前、仕事を持つ女性が出産する際に認められている現在の産休制度およびその後の育児休暇に加え、今年5月以降には、妊娠中の体調管理のための「妊娠休暇」を導入する考えを明らかにした。王如玄・主任委員は、妊娠中の業務が原因で流産に繋がるなどの事例も発生しており、妊婦の安全と胎児保護のためにも、妊娠に伴う休暇取得を制度化するべきだ、と主張。5月以降、遅くとも6月前までに、現在の労働休暇規則を改正し、妊娠に伴う休暇を申請する場合、医師の診断書があれば最高で一年間の休暇を申請できるようにする、と述べた。労働者委員会の案では、雇用主が妊娠休暇申請を拒否する事は禁じられ、妊娠休暇中も職場での身分は保障され保険にも加入したままとなるが、有給休暇となる産休や育児休暇とは性質が異なるためとして、妊娠休暇中の給与は停止される模様。(台湾報道網)
アジア初、発信機装着のクジラを海へ戻す
今年1月、高雄県永安郷の浅瀬に子供のマッコウクジラが打ち上げられた。このクジラは台南市の台江クジラ・イルカ救援センターに送られ、2ヶ月間の治療を経て健康を取り戻した。同救援センターでは7日正午、高雄の興達港の沖合いでこのクジラを海に戻した。台江クジラ・イルカ救援センターは設立10年、これまでに浅瀬に打ち上げられた13頭のクジラやイルカを保護してきたが、治療した上で海に戻せたのは初めてで、この日は台南市の許添財・市長も立ち会った。同センターではアジアで初のケースとして、このクジラの背中に衛星測位システムを取り付けており、8日よりマッコウクジラの回遊生態が観測できると期待されている。(台湾報道網)
長崎で被爆、台湾から日本に初の賠償請求
日本の「朝日新聞」が7日に報じたところによると、第二次世界大戦の間に長崎で被爆した、王文其さん(嘉義市在住 91歳)と陳新賜さん(高雄県在住 95歳)、並びに2007年に死去した施景星さんの遺族が日本に対して賠償を求める。台湾の人が長崎で被爆したとして日本に賠償を求めるのは初めて。これら三人は当時、長崎医科大学(現在の長崎大学医学部)に留学後、同大学の付属病院に残って勤務していた。爆発地点から700メートルの場所で被爆し、終戦後は台湾に戻った。報道によるとこの件での集団訴訟に関する弁護士が4月に台湾を訪れ、委任状を受け取ってから訴訟の準備に入るという。この集団訴訟にはすでに5カ国約2800人が参加。日本政府は日本国内にいる被爆者には医療面での援助をしているが、旧厚生省は日本を離れた被害者は対象から除外すると通達。この問題では韓国の被害者が提訴、日本の最高裁が旧厚生省の通達を違法と判断したことで、日本政府は訴訟で事実認定されれば和解に応じる方針をとっている。(台湾報道網)
同性愛を2011年には小中学の教育要綱に
教育部は3月8日の「婦女節(国際女性デー)」を控えた7日、性別に関わらず人権を保障し、差別と偏見を無くすという教育目的を改めて強調した。この中で教育部は、同性愛に関する知識を2011年に実施される小中学校9年制一貫教育要綱における「性別平等教育」の重要議題として盛り込む方針を明らかにした。教育部では2008年に「同性愛を認識しよう」という小冊子を作り、全国の各学校教師に教学資料として配布済み。2009年には小学校と中学校で性別について教えるための資料を作成した。また、2010年にはやはり関連の教師用教材の製作と研修会を計画している。教育放送局が2004年から放送を始めた番組『性別教育Easy Go』でも、同性愛に関する議題は重要な指導方向の一つで、民間団体の代表をパーソナリティーやゲストとして招いて、同性愛についての聴取者の理解を深めているという。(台湾報道網)
総統、台湾仏教に中国大陸への影響期待
馬英九・総統は7日、南投県長らと共に中台禅寺を訪れて旧暦新春の法会に参加、国民ならびに台湾海峡両岸の平和と幸せを祈った。馬・総統は、台湾の総人口2300万人のうち仏教徒、もしくは普段から仏様を敬う人は550万人以上で人口の1/4を超えると指摘、「仏教、仏法、仏理」の社会に対する影響は大きく、「平常心」、「福報」などの仏教用語は生活に溶け込んでいると説明した。馬・総統はさらに、数十年来、台湾における仏教団体が示してきたスケールと勢いは、中国大陸の数千年の歴史でも見られなかったものだと評価、特に台湾仏教の特色である生活化、ボランティア化、企業化、男女平等などは中国大陸で現れたことのない現象だと強調した。馬・総統は、台湾海峡両岸双方の仏教には大きな違いがあり、交流を促す価値があるとして、将来、中国大陸の仏教が台湾のようになれば中国大陸の発展全体にプラスだとの見方を示した。(台湾報道網)
人権団体、ミャンマーに女性政治犯釈放訴え
3月8日は「婦女節(国際女性デー)」。国際人権救援機構(アムネスティインターナショナル)台湾総会と台湾自由ミャンマーネットは7日、台北市内でミャンマー軍事政権によって拘束されている5人の女性政治犯を支援する活動を行った。アムネスティインターナショナル台湾総会の王興中・秘書長によると、ミャンマーにおける政治犯2000人あまりのうち1000余人は2007年に僧侶たちが起こしたミャンマー反政府デモにて逮捕された人たち。今回支援の対象とされた5人は民主的な選挙を要求したことで65年間の禁固刑が言い渡されている。これらの人たちは家族と数百キロ離れた牢で栄養失調と医療不足にさいなまれているという。活動では支持者を募り、絵葉書をミャンマー政府に送って、政治犯の無条件釈放を求めるよう訴えた。(台湾報道網)
地震で南科に打撃、半導体・パネル損失十数億元も
4日発生した高雄県甲仙郷を震源とするマグニチュード(M)6.4の地震で、ハイテク業界には深刻な被害は出なかったものの、半導体の供給不足の強まりや液晶パネル価格の持ち直しなど、需給に一定の影響が生じる見通しだ。震度5を観測した南部科学工業園区(南科)の台湾積体電路製造(TSMC)と聯華電子(UMC)は操業に影響が出る日数を1~1.5日、奇美電子(CMO)は約2日と見積もっている。陳俊偉・南科管理局長は、今回の地震は南科にとって、震度4だった台湾中部大地震(1999年)を上回る、設立以来最も強いものだったと指摘した。一方で、水、電気などのライフラインや、工場や公共施設などインフラの被害報告は入っていないと表明した。ハイテク大手3社、損失10億元、南科を代表するハイテク大手3社、TSMC、UMC、奇美電は、地震で工場の稼働を一時的に止めたことで、合計損失額が10億台湾元(約28億円)前後に達するとみられている。南科に12インチ、8インチウエハー工場を擁するTSMCは、約1.5日の生産を失うものの、出荷に大きな影響は出ないと発表した。同じく南科を12インチの主要生産拠点とするUMCも、地震の影響は1~1.5日の出荷分と発表した。証券会社は、TSMCの12インチ工場は昨年第4四半期の生産能力が24万3,000枚だったことから、1日半で6億元の損失と見積もる。一方、UMCは月産能力3万5,000枚のため、売上高1億6,800万元を失うことになると計算した。設備業者は、TSMCでウエハー200~300枚、UMCは100枚弱が破損して不良品になったと予想、破損しなかったウエハーも化学的洗浄が 必要なため、完全な復旧には3~5日かかるとの予測を示した。南科の工場が現在フル稼働状態の両社は、深刻な供給不足に陥っている第3世代(3G)携帯電話のベースバンドチップやグラフィックチップなどハイエンドチップを生産しているため、今回の被害を受けて第2四半期に電子製品の受託生産メーカーの出荷が7~10営業日遅れるとの懸念も出ている。液晶パネル大手の奇美電は、4日午前にラインを止めたものの、順次復旧しており、今後の生産に影響は生じないと発表した。ガラス基板最大手のコーニングは、台南第5世代工場で微細な被害は出たものの、納期に影響することはないと表明した。一方で証券会社からは、奇美電の第5.5、第6世代工場はそれほどの問題はないが、7.5世代工場は生産能力の25%に影響が出て、損失額は3億~5億元に上るとの予測が示された。市場調査機関IDCは、従来液晶パネル価格は3月下旬に「横ばい」か「下向く」と予想していたが、地震による供給量減少が懸念されるため、「横ばい」または「小幅上昇」に予測を修正した。液晶パネル業界関係者はガラス基板の需給ひっ迫が強まるとみて、第2四半期の液晶パネルの供給見通しを、従来の「7%の供給過剰」から「5%以内」に変更。「災い転じて福となる」との見方だ。(台湾報道網)